21世紀の世界を守るテーマ『地球にやさしい環境』を考える！

水門扉のように多くの屋外構造物には、鋼材が使用されています。それらは供用中の錆の腐食による維持管理塗装や取り替えを余儀なくされ、改善すべき大きな課題とされています。そこで錆による腐食が無く、かつ軽量なFRP(繊維強化プラスチック)に着目し、FRP水門の開発に取り組んで参りました。多くのメリットを有するFRPをより高性能な構造材料へと進化させるため、今後とも鋭意邁進して参ります。

高耐候性ゲルコート

　屋外用のFRPの表面層には、高耐候性ゲルコートを一体成形します。この処理方法によりFRPに大敵な紫外線や水分から母材を保護し、永年に渡り初期強度を持続します。(経年35年以上を検証済み)
　高耐候性ゲルコートは、ハンドレイアップ成形法と特殊な塗膜形成法装置により、製品に必要な全ての部位に極めて均等な膜厚でムラ無く施すことができます。

圧縮ハンドレイアップ成形法　　　　

　FRPの機械的特性は、強化繊維の含有量とその配置方向により大きく変化します。圧縮ハンドレイアップ成形法は、通常のハンドレイアップ成形法と比較して強化繊維の含有率を高めることができFRPの強度と弾性率を向上させ形成部材表面の美観を調えることができます。また、従来のハンドレイアップ成形法同様に繊維種の組み合わせにより、異方向に対しての強度を自由に設定することができます。

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